こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロの 岸上 のぞみ です。3階建て2階リビングの建売のお家で、夫と息子と私の3人、時々保護猫と暮らしています。
いくつかの簡単な質問に答えていくだけで自分の収納タイプが分かるREの「診断ツール」みなさんはもうお試しになりましたか?
わたしの結果は「完璧主義タイプ」でした。見た目と実用面、どちらも妥協したくない!という方にこのタイプが多いのではないでしょうか。完璧主義さんが片付けや部屋づくりで気をつけたいポイントをまとめてみました。
「情報」に囚われすぎない。
完璧主義さんは「情報収集」が得意。収納方法や収納グッズ、インテリアも自分好みにするため日夜スマホを眺めているのではないでしょうか。
あれこれ欲しくなったり、誰かがおすすめしているグッズを真似たけど使い心地がイマイチだったり。そんな時は外に向かっている視線をくるっと内側に向けて、今のお家、今のあなたをしっかり見てみてください。改めて家の中を整理するのもとてもおすすめ。自分にとって今何が必要かはっきりしてくるので、情報に振り回されにくくなります。
「きちんと」を一人で背負いすぎない。
憧れの「丁寧な暮らし」と、自分の暮らしとのギャップに生じるモヤモヤ。確かに暮らしを整えることは良い循環を生みますが、それは無理をしてまできちんと暮らすこととは全く違います。
ソファでダラダラしたいと思う自分も受け入れる。毎日の料理を面倒くさいと思う自分も受け入れる。だからこそ、自分の性格に合わせて手放せるものは手放し、やらなくていいことはやらない。そうすると「ここに置いたらラクかな。」「私が本当に使いたくなる調理器具を選ぼう。」と誰かの暮らしではなく自分の暮らしが軸となり、部屋やもの選びに映し出されるようになります。
誰かや何かに頼るのが苦手な完璧主義さん。片付けをプロに頼る、というのも自分を緩めてあげるひとつの方法としておすすめです。
完璧すぎる収納は使いづらい?
ものの定位置を決めることは大事ですが、ガチガチに収納を決めすぎるとかえって使い勝手が悪くなることも。特に完璧主義さんは、意識的に緩める部分もつくってみてください。私のおすすめはポイポイ放り込める収納。
そして「とりあえずボックス」も分類しづらいものを一時的に保管しておけるので便利です。
その他、きっちり美しい収納であるシンデレラフィットも場合によっては使い勝手が悪くなってしまいます。こちらも併せて参考にしてみてくださいね。
過去記事「やってはいけない収納術。シンデレラフィットのデメリットとは。」
自分の心地よさと家族の心地よさ。どちらも尊重する。
「家族が片付けてくれない」というよく耳にするお悩み。完璧主義さんの片付けルールは、家族にはハードルが高いのかもしれません。収納方法に家族が合わせるよりも、家族の動線や性格に合った収納方法を。
家を片付ける目的は「自分と家族が心地よく過ごせる空間をつくること」のはず。片付けることや収納を作り上げることそのものが目的になって突っ走ってしまわないように、ご機嫌な空間を作ってくださいね。