みなさんは収納用品を選ぶ時に気をつけていることはありますか。よく考えて購入したつもりなのに、おうちに持って帰るとこんなはずではなかった…という失敗を経験したかたも、いらっしゃるのではないでしょうか。
私もかつてはたくさんの失敗をしてきました。そこで今回は、収納用品を購入するときに私が気をつけている4つのポイントをご紹介します。収納用品を購入する際にはぜひチェックしてみてくださいね。
- Nagisa 整理収納アドバイザー
- 3LDKのマンションで、男の子2人と単身赴任中の夫の4人で暮らしています。子どもがいてもシンプルに暮らしたい。ワンオペ育児から生まれた収納や暮らしのアイデアを発信しています。
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1. サイズ
収納する場所の採寸は必ず行いましょう。購入したのに入らなかったり、思ったより小さかったりしてしまうと、その収納用品が無駄になってしまい、また一つのモノが増えてしまうことにつながってしまいます。スケールを使ってしっかり採寸することをおすすめします。
また、出かけた先で「あの場所で使えるかも」と採寸をしていないのに憶測だけで購入してしまうのも危険ですね。私の場合、収納を改善したい場所がある場合には、あらかじめ採寸をしておき、携帯のメモに入れておいたりしています。家に新たなモノを入れる時は、収納用品一つであっても慎重に考えてから購入することが大切です。
2. 素材
収納用品を置く場所によっては不向きな素材のものもあります。例えば、洗面所などの湿気の溜まりやすい場所は、カゴなどの自然素材のものは水に弱く、カビなどの発生してしまうかもしれません。ステンレスやポリプロピレン製のものを使うことで、水にも強く、衛生的です。
また、小さなお子さまのおもちゃなどは、やわらかいポリエチレン製のものや布製のものを選ぶと安心して使うことができますね。固くて角のあるものや重たいものは怪我につながってしまうこともあるため、見直してみてくださいね。
無印良品のポリエステル綿麻混ソフトボックスは、布製であるのにもかかわらず内側がコーティングされているため、汚れもつきにくくおもちゃ収納におすすめです。使わないときはコンパクトに折りたたむことができるので、成長と共に変化していく子供部屋などに相性がよいです。
3. 形
わが家のようなコンパクトなマンションでは、収納スペースも限られているためスペースを有効に使うことが大切です。そこで、とても重要なのが、収納用品の形です。特に、私が気をつけているのが「底面に対して、側面が90度であること」です。
例えば、この写真のような収納用品の場合、床面に対して側面が少し斜めになっているのがわかると思います。このような形状の場合、収納用品を並べた時にデッドスペースが生まれてしまいます。
それに対して、この無印良品のポリプロピレンファイルボックスの場合は、底面に大して側面が90度であるため、デッドスペースがほとんどないことがわかります。
さらに、中にモノを立てて収納したい場合、中のものが斜めになってしまうというデメリットも。収納するものに合わせた収納用品を選ばなければ、逆に収納しづらい空間を作り出してしまうことにもつながってしまうのです。
もちろん、ゆとりのある収納スペースに使う場合や、中に入れるものがとても少ない場合、手前から奥に向かって立てて収納する場合、などはこのような収納用品を使っても問題ありません。小さな空間を生かしたい場合や、横方向にモノを立てて収納したい場合などは、このポイントを思い出してみてくださいね。
4. 汎用性
一度、収納場所が決まったら絶対に変えてはいけないというルールはありません。暮らしは日々変化していくもの。生活スタイルに合わせて収納もアップデートしていく必要があります。そのようなときに、使わなくなった収納用品をまた別の場所で活用できるとよいですよね。
そこで、できるかぎり「◯◯専用」というような収納用品は購入しないようにしています。実際、わが家では、日々の暮らしの中で、収納用品を循環させることも多いです。購入するときに、ここで使わなくなったときに、他の場所でも使えるかどうか、少し考えてみるだけでも良いと思います。
いかがでしたか。収納用品もおうちの中のモノの一つ。暮らしを快適にしたいという思いで購入した収納用品が無駄になってしまわないように、収納用品選びでの失敗は出来る限り避けたいですよね。収納用品を購入されるときは、今回ご紹介したポイントを思い出してみていただけるととても嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
整理収納アドバイザー Nagisa Okamoto