子どもの成長とともに増えてくるおもちゃ。「いる・いらない」をしても、「ぜんぶいる!」の答えしか返ってこず、困っている方も多いはず。とはいえ、お部屋の収納スペースには限りがあるため、おもちゃの整理は欠かせません。
6歳と9歳の子供のいるわが家でも、まだまだたくさんのおもちゃがありますが、成長ともに一緒に見直しをしています。
そこで今回は、わが家が取り組んでいるおもちゃの整理方法から、整理がスムーズにいく3つのアイデアをご紹介します。お子様の性格や月齢、人数によって、適した方法はさまざまですが、一つでもおもちゃ整理のヒントが見つかると嬉しいです。
- Nagisa 整理収納アドバイザー
- 3LDKのマンションで、男の子2人と単身赴任中の夫の4人で暮らしています。子どもがいてもシンプルに暮らしたい。ワンオペ育児から生まれた収納や暮らしのアイデアを発信しています。
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1. なぜ整理が必要なのかを伝える
4月から小学生になるわが家の次男。小学生になるとランドセルや学用品などを置くスペースが必要になってきます。小学生になるとどんなモノが増えて、それを置くためのスペースがどれだけ必要かを説明。また、モノであふれていると、忘れ物にもつながってしまうことも伝えました。それらを伝えた上で、おもちゃの整理をスタート。
すっきりさせたい、片づけが大変と言う理由では子供たちにはあまり響かなかったので、なぜおもちゃの整理が必要なのかを伝えるようにしました。
そのほかにも、大切なおもちゃをかっこよく収納するためには、他のものを減らさないとスペースがないことを伝えたり、「よく遊ぶおもちゃが出し入れしづらいと、困るね」などの声掛けもしてきました。
理由や目的がないままお片づけをするのは、大人でもモチベーションが上がりません。なぜ必要なのか、なぜ整理が必要なのかを一緒に話してみると、片付けの1歩につながるかもしれません。
2. 無理に手放さない
「いる・いらない」の判断をするとき、いると判断したものを無理に手放す事はとても危険。お子様がいると判断したのにこっそり捨ててしまったり、本当にいるの?と何度も聞いてしまうと、お片づけのやる気もダウンしてしまいます。さらに、おもちゃの整理がトラウマになってしまうことも。
このように、いると判断したけれど、今はあまり使っていないモノは、保管ボックスを作って保管しておくのがおすすめです。保管ボックスは、おもちゃのスペースとは別の場所に収納を。一定時間が経ってから、もう一度聞いてみるのも1つの方法です。
いると判断したものは、大切に保管してくれるという安心感を与えてあげると、絶対に手放したくない!という思いや、手放すことへのトラウマも少しずつ無くなってくるはず。無理に手放してしまうと、おもちゃの整理がマイナスのイメージになってしまうので、無理に手放すことは避けたいですね。
3. 捨てる以外の方法を提案する
「捨てる」と言われると、まだとっておこうかなと思ってしまうのは、仕方のないこと。そのようなときは、「捨てる」以外の方法を提案しています。
例えば、保育園に寄付をして小さなお友達に遊んでもらったり、海外の子供たちへ寄付をするなどです。「捨てる」以外の方法を提案すると、手放すことへの抵抗も軽減するかもしれません。
わが家でも実際に、捨てるのは嫌だけど寄付をするならいいよ!と手放したぬいぐるみがたくさんあります。思うように整理が進まないときは、捨てる以外の方法があることも伝えてみてくださいね。
いかがでしたか。今回はおもちゃ収納がスムーズに行く3つのアイディアをお伝えしました。どれもわが家で子どもたちが小さな頃から取り組んでいるものです。
お片づけは日々の訓練が大切。全部いる!と言うお子様でも、少しずつトレーニングしていけば、いるものを見極める力がついてくると思います。おもちゃの整理で困っている方の参考になると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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整理収納アドバイザー Nagisa Okamoto