わが家のパントリーは奥行20cm!上手に使いこなすための3つのマイルール

パントリーとは一般的に、食品のストックや、普段は使わない調理器具などを保管しておく場所のことを言います。

お米や飲料のケースなど場所を取るものや、食品や調味料のストックを保管しておくことができる大容量のスペースなので、あるととても便利ですよね。

しかし、わが家のマンションにはパントリーと呼べるようなスペースはありません。

数が少ないキッチンの引き出しには、調理器具を収納するのが精一杯で、食品や調味料のストックを置く場所はほとんどありません。そこで考えたのが、廊下の収納をパントリー代わりに使うということでした。

廊下収納、川村

廊下には、天井までの高さの収納庫が3つあり、そのうちの1つをパントリーにしています。

天井まであるので大容量に見えますが、幅57cm×奥行20cmと、比較的コンパクト。

大きなお米袋や飲料のケースは置けないし、あまりたくさんは入らない。キッチンからは少し距離があるのでパントリー代わりにはならいだろうと最初は思っていましが、少し工夫をすることで立派にパントリーとしての機能を果たしてくれるように。

今回は、奥行が20cmしかない「パントリー」を使いこなすために私が意識している3つのマイルールをご紹介します。

  1. 買うものを定番化する
  2. 入り切る量・大きさを意識する
  3. 収納ボックスを使いすぎない
川村亜貴子 整理収納アドバイザー
3LDKのマンションに夫と、8才の娘、7才、1才の息子の5人で暮らしています。「ママの日常に1日1時間のゆとりを生み出すスーパーハピネス整理術」を主宰。「家族の幸せはママの笑顔から!」
ameba blog : スーパーハピネス整理術

1. 買うものを定番化する

パントリーに収納しているのは、トマト缶やパスタ、揚げ物用油、味噌や醤油、マヨネーズ、塩や砂糖などの調味料、お菓子、パン作りに必要な粉類など。どれも、無くなったらまた同じものを購入しているので、迷う時間が省け、時短にもつながっています。

安売りしていた、新商品だから気になって、という理由で買うことはほとんどなくなりました。買うものを定番化することで、量の増え過ぎ防止や時短につながり、日々の暮らしを大きく手助けしてくれています。

ちなみに、ケースで買った炭酸水やビール、非常食などはここではなく、別の場所が定位置になっています。

2. 入り切る量・大きさを意識する

安くなっていたからとまとめ買いをすることはせず、味噌や醤油、塩など調味料のストックは1つだけと決めています。

コストコで大容量のものを買うときも、パントリーに入り切る量だけ買う容器自体が大き過ぎないかどうかを意識する様にしています。

大容量の油は2本まで

収納する場所がきちんと確保されていれば、入り切らなかった食品で通路がふさがれたり、食品が床に置きっぱなしということも避けることができます。

例えば、お米も30kgまとめて買った方が割安かもしれません。しかし、収納場所が確保できなければ、通路などに置きっぱなしになってしまい、ストレスに感じることも。

であれば、収納場所の確保できる5kgの小さい袋を買うという選択肢もおすすめです。実際、わが家は5人家族ですがお米は毎回5kgずつ買っています。

3. 収納ボックスを使いすぎない

以前は白い収納ボックスに入れて収納していたのですが、2つのデメリットがあるということに気づきました。

1つ目は、管理がしづらくなるということ。

中身が見えないと、どうしても存在を忘れがち。ただでさえ開ける頻度の少ない場所。気が付いたら賞味期限が切れていたということや、まだ在庫があるのに買ってしまうということも。

何かを取るついでに、ささっと賞味期限チェックや在庫チェックができるよう、食品はあえてボックスを使わず収納するようにしました。ボックスには食品以外のものを入れるようにしています。

2つ目は、収納できる量が減ってしまうということ。

ボックスそのものに場所を取られるので、どうしても収納量が少なくなってしまいます。もちろん、カテゴリー別にボックスに分けて入れた方が使いやすいという場合はそれでもOK!

しかし、奥行が20cmしかないわが家のパントリー。ボックスを極力省き、その分多くのものを収納することを優先しました。

もしボックスを使いたい場合は、中身の見やすいものがおすすめです。高さの低いタイプや半透明のタイプを選んでみてくださいね。

左「やわらかポリエチレンケース」右「ポリプロピレンメイクボックス」ともに無印良品

キッチンのすぐそばにあるのが理想のパントリーですが、マンションや建売住宅ではなかなか100%の理想が叶わないことも。わが家のマンションの廊下収納も、パントリーとして使うのが本来の使用方法ではないと思います。

しかし、そこに住む人の数だけ正解があるのが「整理収納」

ぜひ、あなたのお宅も柔軟な発想で収納を楽しんでみてくださいね。

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