冷蔵庫の中をきれいに整えたのに、気が付いたらすぐぐちゃぐちゃになってしまった経験はありませんか?冷蔵庫は一日に何度も開けるところ、そして自分以外の家族も出し入れをするところなので、スッキリをキープするのが難しいと思われているスペースかもしれません。
冷蔵庫モノを詰めすぎるデメリットとは?
・食品の出し入れがしにくく、手間も時間もかかってしまう
・中に何があるか把握できず、二度買いや無駄買いをしてしまう
・食べきれずに期限切れの食品が出てしまう
・掃除がしにくく、不衛生になってしまう
冷蔵庫がぐちゃぐちゃな状態は心にもお金にも家族の健康にも良くない影響があります。今回は、そんな冷蔵庫をスッキリキープしている人がしている習慣を5つご紹介します。冷蔵庫をスッキリキープするコツは、ズバリ「食品の買い方」にあります。ぜひ今日の買い物から1つでも取り入れましょう!
- すぎたともみ 整理収納アドバイザー
- 東京都在住。小学生の息子と夫と、夫の両親との二世帯住宅に住んでいます。
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買い物リストを書く
買い物へ行く前に「買い物リスト」を書きましょう。紙に書くのが面倒な方は、スマホのメモなどに入力する形でもOKです。リストの無い買い物の場合、「必要なものが買えたかな?」と足りなくなる心配をしてスーパーに長居してしまいますが、リストがあれば「必要なものは全部買えた!」と達成感も得られ、安心してスーパーを出ることができます。
リストを作る時のポイントは、スーパーの配列に沿って、道順を考えながら書くこと。最短ルートで必要な食品がピックアップでき、時間の短縮とついで買いを防げます。
買い物へ行く前に、冷蔵庫を見る
ついつい買い過ぎてしまう方は、冷蔵庫をひと目見てから出かけましょう。余裕のある方は、スマホで庫内を撮影するのも効果的。これから買おうと思っているモノが入るスペースがあるかの確認ができ、その日に増やせる食品のボリュームをイメージしましょう。
買い物前にチラッと見るだけなら5秒もあればできること。この5秒が大きな違いを生むので、ぜひ試して欲しいひと手間です。「まだこんなに食べ物があるんだな」と感じれば、その日は買い物に行くのをやめるという選択も賢い決断です。
買い物の回数を固定する
皆さんは週に何回買い物へ行っていますか?そもそも、自分が週に何回買い物へ行っているか知っていますか?食品を余らせてしまう傾向のある方は、まずは週あたりの買い物の回数を1回減らしてみましょう。
スーパーの特売に合わせて買いたい方は、特売日に合わせて曜日を固定しておくのが分かりやすいでしょう。ちなみに私は週に一度生協の宅配を利用し、それ以外でスーパーに買い物に行くのは1回以下。どうしても足りない食品がある時は、スーパーではなくコンビニでその食品だけを購入します。スーパーに比べて多少割高ではありますが、無駄買いは確実に減り、その方が私には得をしている感覚です。
月に一度の賞味期限チェック
月に一度は冷蔵庫内と常温の食品ストックをチェック。期限が1~2カ月以内に期限が切れる食品は目立つ位置へ移動して、すぐに使い始めます。チェックのタイミングは買い物に行く前の、冷蔵庫内がスカスカな日にするとラク。
だいたい5~10分ほどでチェックできる量をキープしておくと面倒にならず、習慣化しやすくなります。我が家では子どもが日付を読めるようになってからは、親子で一緒に期限チェックをしています。
期限切れの失敗は今後に生かす
あなたが期限切れさせやすい食品は何ですか?期限切れが起きてしまう原因は、食べる量に対して買う量が多すぎること。期限切れをさせてしまった失敗は、これからの買い物に活かしましょう。
私の場合、調味料や乾物などが時々期限切れになってしまいます。なので、それらの食品を購入する時は「使い切れる量かな?」とよくよく考えてから購入するようになりました。大容量の方がお買い得である場合がほとんどですが、結局余らせてしまったり、処分に手間がかかってしまったり、後で自分が困ります。家族の人数や消費するペースをよく考え、期限切れさせやすい食品や初めて試す食品は、小さいサイズのものを買いましょう。
小さな習慣が大きな余裕をつくります
いかがでしたでしょうか。たくさんの食品をストックすることが日常だった方には、冷蔵庫に余白があることに対して、最初は不安を感じるかもしれません。ですが、スッキリした冷蔵庫は、家事時間の短縮、家族の健康、食費の節約、心の余裕につながります。まずは1週間、実験するような感覚でこれらの習慣術を取り入れて、その効果を実感して下さいね。
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