収納する方法には、重ねる・立てる・仕切るなど、色々なやり方があります。今回はその中でも「浮かせる」ことに注目した収納方法をご紹介します。個人的には、一番効率が良く、散らからない仕組みづくりに最適な方法だと思っています。
- 南 さやか
- 整理収納アドバイザー
アメリカ在住。10歳、8歳、2歳の子育て真っ最中アラフォーママです。国をまたぐ数々の引越しを経験し、海外でも、賃貸でも、子どもがいたって自分の理想の暮らしを追求したい!という想いで暮らしのコツを発信中。
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1. 隙間にはマグネットフック
部屋を仕切る扉の枠組みや、キッチンコンロ上の換気扇フードなど、家の中を見回してみると、金属製の素材が使われている場所が意外とあることに気づきます。磁石が使える場所を見つけたら、マグネットフックを使って吊るす収納に活用してみましょう。
マグネットフックでおすすめなのは、ネオジウム磁石を使ったタイプです。コンパクトなのに磁力が強いので、わずかな隙間でも収納スペースとして活用することができます。
我が家では、写真のように換気扇フードの隙間にミトンを吊り下げ収納しています。以前は引き出しに入れて使っていましたが、とっさのタイミングで使いたい時に引き出しから出すより、ワンアクションで取れる場所に収納してあると便利です。
2. S字フックで吊り下げ収納
クローゼットのバーや洗面台のタオル掛けなど、吊り下げられる場所があったらS字フックを利用してみましょう。
手提げバックなどを吊るせば、備え付けの収納が少ないことも多いトイレや洗面台周りにも、簡単に収納スペースを増やすことができます。わが家では、トイレ横にあるタオル掛けを、トイレットペーパーやタオルのストックの収納として使っています。
また、クローゼットでは、バッグをS字フックに掛けて並べて収納。持っているバックを一目で把握できるので、無駄買いの防止にも繋がります。
3. 壁掛けでちょい置きを防止
リビングのソファについ物を置きがちな方は、アウターやバッグの置き場所として、壁掛けフックを追加してみてはどうでしょうか。賃貸物件だと、フックを付けたあとの穴が心配になりますが、最近は抜いたあとの穴が目立たないフックもいろいろと販売されています。
おすすめの設置場所は玄関付近です。コートや帽子など、家の中では使わないモノを部屋まで持ち込まないようにすることで、家の中が散らかない仕組み作りができますよ。
4. 扉だって収納スペースに
玄関扉、トイレの扉、子ども部屋の扉など、家の中で扉に使われている壁の面積はなかなかのもの。その広いスペース、ただ空間を区切るだけじゃもったいない!ドアに掛けるタイプのフックを活用すれば、収納として使うことが可能です。
壁に掛けるフックは扉の色と同色系の色を選ぶと目立たなく、スッキリ見せることができます。我が家ではIKEAの「TJUSIG シューシグ」を取り付けて、収納として使っています。
5. 穴が開けられない場所は吸盤フック
浴室やキッチンなどの水周りは、壁がタイルになっていて穴が開けられず、収納に困ることも多いのではないでしょうか。そんな場所に最適なのが吸盤フックです。
100円均一ショップでも色々な種類が売られていて、手軽に使うことができますが、ズレ落ちてしまうのが難点ですよね。使っていて何度も落ちてしまう場合は、壁と吸盤の汚れを拭き取り、80度程度のお湯に吸盤を浸してから、再度設置してみると買った時の強度に戻すことができます。お悩みの方は試してみて下さいね。
いかがでしたか?浮かせる収納は、家の中を見渡すと実は色々な場所でできるのですが、意識しておかないと見つけられないものです。何か1つでも参考になっていたら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございます。