現在小学校4年と1年のわが家の息子たちは、小さいころから本が大好き。小さい頃は絵本が中心でしたが、最近は漫画を手に取る機会のほうが多くなってきました。初めてコロコロコミックを買ったのは、長男が2年生のとき。今では毎月欠かさず発売日に買いにいくほど、すっかり夢中になっています。
絵本や小説に限らず、たくさん本を読んでくれるのは親として嬉しいのですが、ちょっと悩ましいのが増え続けるコロコロの収納場所。単行本とちがって一冊一冊が大きくて、分厚くて、とにかく場所を取るんです。今回は、わが家のコロコロの収納場所と、収納のポイントをご紹介します。
- キーコン 住宅収納スペシャリスト
- 夫と息子2人の4人で、収納にちょっとこだわった一軒家に暮らしています。収納や動線が暮らしやすさにつながることを実感して、家づくり情報の発信を始めたインスタグラムアカウントKEACON HOMEは、現在4万人を超える方にフォローして頂いています。整理収納アドバイザー1級
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収納場所はリビングのテレビボード
子どもたちがコロコロを読むのは、主にリビングやダイニング。そこで、読みたいときにすぐ手に取れて、読み終わったあと戻しやすいテレビボードの引き出しを、コロコロ置き場として使っています。
引き出しの中に入っているのは約20冊。ちょうどコロコロを立てて収納できる深さだったので、スペースを無駄なく使えて、コンパクトに収納することができています。
増えすぎないために!我が家でやった3つのこと
買い始めてから2年が経ち、現在は引き出し一つ分だけに収まっていますが、以前は部屋のあちこちに置かれていたこともありました。今の収納の仕組みにたどりつくために、わが家でやったのは次の3つのことでした。
1. どれくらいあればいい?わが家の適正量を考える
漫画って、一度読んで終わりじゃなくて、何度も繰り返し読むもの。わが家の子どもたちも、最新号だけじゃなく、何ヵ月も前の号を持ってきては、ゲラゲラ笑いながらよく読んでいます。「まだ読めるから」「まだ読むから」というのが、コロコロを手放しにくい一番の理由なんですよね。子どもたちは、お小遣いを出し合って買っているので余計に手放すことに抵抗があったようです。
とはいえ、買った本を全て捨てずに持っておくと、家の中はすぐにコロコロだらけになってしまいます。そこで我が家では約2年分、20冊前後を持っておくことにしようかと、子どもたちと話してルールを決めました。
2. どこで読む?収納は読む場所のそばに
本の置き場所をテレビボードの中にしたのは、子どもたちが本を読む場所が主にリビングだから。本を読むときにに限らず、小学生の子どもたちは1日の大半を、家族のいるリビングで過ごしています。
使いやすさや、読んだ後の戻しやすさを考えると、子どもたちに関するモノの収納場所は我が家ではリビングが一番のベストポジション。戻す場所が近いと、子どもたちでも自分で片づけられるので、散らかった本を見て「片づけて!」というイライラする回数も減らすことができました。
3. 手放すことに抵抗があるなら待ってみても
実は、わが家でも最初に本を処分しようとしたときは、長男が大反対。テレビボードの引き出しに入る分だけにして、残りは手放そうと促してみましたが、「1階に置けないなら、2階においておけばいい」「お小遣いで買ったものだから、全部取っておきたい」と泣きながら訴えてきました。私が思ってた以上に、子どもにとっては大切なものだったようです。
引き出しに入る分だけに減らせたのは、それから半年以上経ってから。すこし時間をおいたことで、定位置のない本が「とりあえず」押し入れに置かれるようになったり、手放してもまた次の新しい号が増えることを実感できたりしたことが、子どもの背中を押してくれたようです。いやいやではなく、納得して手放せたので、一度時間を置いたのはすごくよかったと感じています。
子どもたちにとって、すごく大切なコロコロコミック。「邪魔だから捨てるよ!」と親が一方的に片づけてしまうのではなく、親も子も納得できる管理の仕方を皆さんのご家庭でも探してみてくださいね。